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2020.06.17

保護中: 田んぼと雑草のお話

くらし
田んぼに水をはるというのはごく当たり前の行為ですが、
陸稲(おかぼ)という言葉があるように水をはらないでも稲は育ちます。

 

ではなぜ田んぼには水をはるのか、ご存知ですか?

 

多くの雑草は発芽する条件に空気を必要とします。

しかし水をはった田んぼではそれらは空気に触れることができないので発芽することはできません。

そう、あれは雑草よけなんです。

 

雑草が混在すると実際収量はえらい落ちますw

刈り取った稲と雑草を分ける作業も大変です。

そこで昔の人は水をはった田んぼを用意し、苗を別に育てて水の上に苗が顔を出す高さになってから、田植えするということを発明したんですね。すごい!

稲はハンデをもらっているんです。

 

 

しかし世の中そんなに楽ではないんですねー。。

発芽条件に空気を必要としない雑草もあるんです。

こなぎやおもだか、ひえなどがそれです。
こいつらは光と水があれば発芽しちゃうんですよ。
そしてこいつらの成長の早いことったら。。

 

植物の世界はめちゃ弱肉強食でして。
彼らは自分の種を多く残す、それには他を出し抜いていかに自分が多くの光を浴びるかという競争をしています。まさに制空権争いなんです。
昨今シェアリングエコノミーなんて言葉が聞かれますが、彼らはまっったくそんなことはありません。
ランチェスター戦略ばりに徹底的に他を排除し一定エリアを独占状態にしようとします。
ちなみにシンボルツリーとして広場に植っているのはトトロで有名なクスノキですが、彼らは高く広く常緑として育つので、森で最後に勝つのは彼らなんだそうです。
大きなクスなんかが広がっている森は古い森だそうですよ。

 

話を戻しますが。
とにかくこなぎとかひえとかは成長が早いのでなるべく根がまだはられないないうちに、田んぼをかき回して雑草を浮かしたり、泥に埋めることで光合成をできなくしたり。
稲が制空権を取れるまでそいつらを抑える必要があるんです。

 

稲君たちもいろいろ頑張ってまして。
高くなるというだけでなく、分身の術みたいに分蘖(ぶんけつ)といって株を増やすんです。
多分田植えの時は稲を2、3本植えだったんじゃないでしょうか?
でも稲刈りの時はもっと束になりますよね?あれって分身の術を繰り返しているんです。
高くなることと自分たちの株を増やして密集することで他の雑草が成長するのを抑えるようにしているんですね。
ちなみに田植え後に気温が低かったり、気象条件が悪かったりすると分蘖は進まず収量に大きく影響します。
いったん根切りをしたほうが分蘖が進むとか、カモが餌取りの際に稲を刺激をすることで分蘖するとかいろんな説があります。

 

とにかく無農薬で田んぼをするコツは「雑草のタネを翌年のためにこぼさせない」です。
これを数年続けると雑草が生えてこない田んぼになるそうなんですが、毎年タネをこぼしているために一向にそうなりませんw

なお無農薬というと多くの場合周辺の農家さんに嫌がられます。周辺の農家さんは農薬を使って除草をしており、すでに雑草が生えにく状況になっているわけですが、水を共有している田んぼで雑草のタネが流れてくると考えると確かに嫌ですよね。。

 

 

大磯農園は無農薬だけど頑張らない田んぼを目指しています。
頑張らないために頑張る。

みんな頑張ろうーw

 

お時間のある方は大磯農園のお米についてをご一読ください
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